石灯籠



今月は時節柄か「夜咄」のお客様が多くお見えになりました。

「夜咄」でのおもてなしは

いろいろ演出に道具が必要で準備が大変です。


その中のひとつに『石燈籠』があり、

無庵の庭には『石燈籠』が二基ございます。



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石灯籠は単なる飾りではありません。

一応、夜間の照明器具です!



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窓がある火袋に灯明を入れて明かりを取ります。

その際に風で火が消えないように

障子(格子)をはめる必要があります。


ということで、また図工の時間です!

(ずいぶん前のことですが...)


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材料は取っておいた障子建具の廃材を使います。



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火窓の寸法を測って

切り出します。



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小釘を打って障子枠の完成。

指物師なら釘など使わないのでしょうが...



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障子紙を貼り


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竹ひごのしなりを利用して

障子枠を押さえます。



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照明器具としての機能性は低いですが、

夜庭を仄かに照らし

幽玄の風情を醸します。


「夜咄」にお越しの際は是非、

店に入る前に見逃さず見てやって下さい



「石灯籠 木灯籠 灯心三筋、但し月夜には沢山に入る」





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Commented by 海を見ていたジョニー at 2017-12-25 23:48 x
竹ひごのしなりで押さえる方法は斬新ですね。竹ひごで押さえているだけなのでしょうか?それとも竹ひごの裏に引掛けがあって障子が落ちないようになっているとか?
うちの石灯篭にも入れてみたいと思いました。
ではまた。
Commented by muichimotu at 2017-12-26 11:23
> 海を見ていたジョニーさん
竹のしなりだけでしっかり留まります。
最もシンプルで、最も確実に押さえる方法、昔の人は凄い!
といつも感服させられます。
by muichimotu | 2017-12-25 00:15 | 田舎家 | Trackback | Comments(2)

精進懐石 無庵          静岡県周智郡森町問詰832-3  https://www.kaiseki-muan.com/       0538(84)6308


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